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犬の話・下/ゆら [◆ゆら宅の犬]

さて、昨日の続き。
私はこのやせっぽちの命名権をムリヤリもぎ取りましたが、早く決めろとせかされて、携帯で送られてきた写真を見て(当時は実家にいなかったので)楽俊と名付けました(あの、ネズミに似てたんだもの)。
本当はゆっくり考えたかったです。ランスロットにしようか、いや、青と茶のオッドアイならロイエンタールしかないじゃないか、とか。
一月に一度会ったとき、やせっぽちでへろへろしていた楽俊は、ものすごく食いしん坊でした。
……なんでそんなに食いしん坊でやせっぽちなんだ。絶対寄生虫が居るに違いない、と思っていたのに、検便ではシロでした。
そして、2月に再び会って一緒に暮らし始めたとき、楽俊は、とっても暴れん坊でした。
何にでも噛みつく、噛みつく、噛みつく。
手に噛みつく足に噛みつく髪の毛に噛みつく耳たぶに噛みつく(ぎゃー)。
家族全員毎日どこかに生傷を作っています。
後で知りました、コーギー(成犬時10kg)のアゴの力ってラブラドールレトリバー(25kg)に匹敵するそうです。いててて。
テリーはおとなしい犬です。まず噛まない(それも問題なのですが、ガムの類を一切囓らない)、ジャンプしない。
ですが、楽俊はジャンプする、ケージは上から乗り越える(蓋をしているのに。こないだはケージに足を引っかけて逆さ吊りになって鳴いていた…危ない)、囓る(大型犬用のガムでも余裕)…。
そしてなんで犬って靴が好きなんでしょう?靴下も。
留守中にケージ抜けした楽俊は、私の枕元に靴をコレクションしてくれます。
あんまり囓った形跡は見あたりません。運んでくるだけのようです。……謎です。
そして、ケージに戻れない楽俊は粗相をします。
しかし、よりによって、幻想真書の上にしないでもいいだろう(涙)。父のズボンの上とかにもしてたみたいですが。
幻想真書は、なぜかその巻だけビニールカバー掛けてたのでセーフです。セーフ。
しかしよりによってゲドの巻に…(哀)。

……ところで新しい犬を飼うとね、古い犬より新しい犬が可愛くなるって聞いたことありませんか?
嘘です。あれは嘘です。
慣れない犬より慣れて意思疎通できる犬の方がいいに決まってる!!!
楽俊が来てから、テリーがとっても可愛く見えるようになりました。

テリーは暖かくなってきたので、外に出されています。
楽俊はまだ子犬なので、私の部屋に置かれたケージの中に居ます。
どんなに暴れん坊でも寝ているときは可愛いです。ていうか、噛みつきさえしなけりゃ暴れん坊でも可愛いです。
最近は噛みつかれないにはどういう触り方をしたらいいか、コツを家族全員体得しそうです。
しかし、それを除いても、以前に比べると楽俊も慣れてきてくれたように思います。
お座りと待てが出来るようになりました。もう5ヶ月になります。
春になって外に出て一緒に走り回れる日を楽しみにしています。
テリーも楽俊も健康で長生きしてくれることを願ってます。