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108星の日/摩亜 [◆水滸伝]

10月8日で「108星の日」です。
ええ、特にこれと言って何もしませんけど(のっほほ~ん)。

今でこそ「幻想水滸伝」FAN SITEの運営をしていますが、108星と言うと「水滸伝」の印象の方が強いです。
これは付き合ってきた歴史の長さが10年以上違うんで、仕方無いかな。
して原作の「水滸伝」で、私が最も好きなのが「天暗星・青面獣楊志」です。
フリックなどと比べ物にならない不運者(笑)
この人がどれだけ運が悪いかと言うと。
三代も続く高名な武家出身で武科挙に受かりながら、当時の馬鹿皇帝の趣味・石(本当に石なんですよ……)を運ばされ、何と大時化に遭って失敗。ここから逃亡生活が始まる。
次には金に困って家宝の刀を売ろうとしてチンピラの牛二にからまれ、その家宝とやらの刀の切れ味を見せてみろ~ベロベロ~と嘲笑われた事に怒り、「では、この刀の切れ味を見せてやる」と牛二を斬るという暴挙に出て流罪。
その後、恩赦が出たけど高キュウに一蹴される。
そんな楊志を拾って目をかけてくれた梁中書に、今度は十万貫の「生辰鋼」運びの責任者にされる。
その十万貫の「生辰鋼」を世の豪傑が放って置く訳無く、策を弄して奪い取って楊志の人生を狂わせたのが、晁蓋、呉用、阮3兄弟、公孫勝、劉唐の北斗七星7人組。
そのトリックも見事(そりゃ呉用/天機星が作戦を立てたんだから)の一言で、しびれ薬から目が醒めた楊志はたったか逃亡。
その後、自殺を覚悟。
しかしそれを取り止めてやった事がドキドキしながらの初無銭飲食(笑)。
その後、何かが弾けた楊志の人生は魯智深との出会いから上手く行きかける。
魯智深、曹正と、知力と腕力で二竜山を乗っ取り楽しく山塞経営。
天傷星・武松や人肉饅頭の代名詞・孫ニ娘なども加わって、梁山泊に次ぐ勢力だった二竜山で好き勝手やってた時が楊志の幸せのピーク(多分)。
その後呼延灼襲来のせいで、二竜山のメンバーは全員梁山泊入りしたが……。
その時の梁山泊の頭領は晁蓋。楊志の運んでいた十万貫の「生辰鋼」を奪ったメンバーは主力として頭領を務めている。
そんな梁山泊に入山したのを……楊志にとって幸せと言えるのだろうかっ!?
天の星ですからね、扱いは悪くないですけどね。

今年の108星の日は、天暗星紹介でした。
来年はその次に好きな魯智深を紹介する予定(あくまで予定、決定に非ず)
再来年は更にその次に好きな武松を……(決定に非ず)
posted by 摩亜 at