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はまりものの話2/ゆら [◆はまりもの]

さて、昨日の続き、「千機変 The twins effect」について。
今日もこの映画のネタバレなので注意してくださいね。


どきどきしながら見ました。

約二時間後…
突っ込み疲れた私がテレビの前にいました。

…何かがおかしい。ていうかおかしくない所はどこだ。
いや、そもそも香港映画に萌えを求めたのがまずかったのか。
突っ込みいきまーす。
・冒頭で伯爵と対峙した舞台のロンドン駅、どうみてもロンドンに見えません(実はロケ地はバンコクのセントラル駅だそうな)。
・リリアはいつ死んだんですか。伯爵が逃げ去った後は元気に見えたんですけど。
・ヨーロッパから逃げてきたヴァンパイアの王子様とその側近、あからさまにアジア系なのは何故ですか。
・ていうか、吸血鬼ハンターものなのに、白木の杭も十字架もニンニクも吸血鬼への対抗手段として全く使われていませんでした。ずっと剣戟とカンフーでした…伯爵ですら。
・カザフ王子は吸血せず、血はグラスで飲む主義だそうですが、その血を父親から仕送りして貰ってるって言うのはどうなんでしょう。
・カザフ王子、夜は自分たちの活動時間だからといって、写メール撮って貰って、出会ったばかりのヘレンに真夜中に送信するのはいかがなものでしょうか。
・カザフの寝床である棺桶の中は、蛍光灯で煌々と明るく、更に蓋の裏に液晶画面まで付いていました。
・吸血鬼物なのに、太陽の光とかを忌み嫌うとかそういうシーンがありませんでした(唯一、ヘレンと王子の真っ昼間のデートくらいか。しかも特製日焼け止めクリームで難なく回避)。
・映画全編通してカザフ王子の牙が現れたのは一回きり、しかもあまり関係ないシーンでした。側近に到っては、一度も見ませんでした。
・ジャッキー、特別出演だそうですが、めちゃくちゃ目立っていたあげくに、ジャッキーの登場シーンは、ジャッキーの映画色でした(浮いてた)。しかも日本版のDVDディスクはまるでジャッキーが主役のような扱いでした。
・終盤で男性陣(リーブと王子)がまったく活躍しないのはちょっと可哀想です。
・コメディとシリアスシーンが唐突すぎました。
・秘伝書のくせに、秘伝書から現れた金属質っぽい不定型な球状の得体の知れない物を、よりにもよって飲み込むという思考が全く理解出来ません。
・シリアスシーンなのに、アイドル系の女性が力んだ拍子に、洋服のボタンやら帽子やらをふっとばす描写っていうのは…。

こんなところでしょうか。いやもうとっても面白かったです。ネタ的にも、ストーリーも。
実際はまってしまって、以前書きましたが、IIとサントラを即購入しました。
突っ込みの一つ、男性陣の活躍が今ひとつ、っていうのは、この邦題「ツインズ・エフェクト」ってのからして、女性二人が主人公だからなんですね。
ヘレン役とジプシー役の蔡卓妍(Charlene Choi)と鍾欣桐(Gillian Chung)はTwinsというユニットを組んでいて、日本では「日本のモーニング娘。」とかなんとか呼ばれてるらしいです。よくわかりませんが。
だから、この映画はこのTwinsのプロモーションビデオみたいにも見えます。
しかし私は、鄭伊健(Ekin Cheng)と陳冠希(Edison Chen)に激しく萌えました。黄秋生(Anthony Wong)にも(←この辺はいつものオヤジ萌え)。
「ツインズ・エフェクト」、勢いがあってとても面白いので、もし興味があれば是非みてみてください(^-^)。