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宝塚星組全国ツアー/ゆら [ ┣宝塚]

今日は、宝塚星組全国ツアー
・宝塚ロマン「外伝 ベルサイユのばら -ベルナール編-」
・ロマンチック・レビュー「ネオ・ダンディズム!III」
高松公演を見て参りました。
一年ほど前から宝塚にはまってしまったにわかファンです。
好きな漫画に「エル・アルコン―鷹―」があるのですが、それが舞台化されるというので見に行ったのがそもそもの始まり。
その時「エル・アルコン―鷹―」でティリアン役を演じた星組トップの安蘭けいさんに一目惚れしてしまいました。
とはいえ宝塚はもとより舞台なんてほとんど見に行ったことがないので右も左もわからない状態。詳しい友人などに教えを請いながら、ファンへの道を一歩一歩進んでおります。
そんな中、全国ツアーで我が香川県で公演があるというではないですか、というわけで、張り切って夏にチケットを取り、とうとうこの日がやってきました。
昼公演と夜公演、もちろん二回とも見に行きます。
舞台をよく分かっていない証拠に、取ったチケットは昼も夜も二列目。
九月に同じ会場でさだまさしコンサートがありました。
その時に二列目の場所を実際目にしたわけですが。
……前すぎだ。
常に見上げる姿勢、そして全体が掴めない場所。
大丈夫かなーと不安になったことはなったのですが、もうしょうがない。

そんなこんなで初回。
ベルサイユのばらを見るのは初めて。どんな舞台なのだろうかとドキドキでした。
幕が開いて、舞台が照らされて、目の前にドレスがどーん。
めっちゃ近い!全体は見渡せないけど、目の前手伸ばしたら触れそうな距離。これは迫力だ。
もちろん生声が聞こえる距離、衣擦れの音まで聞こえます。
しかも、舞台上の人と、たまに多分目が合ってしまう…。
これはクセになる…。
欠点と言えば、手前の人に隠れてしまって舞台奥手の人が全然見えない時が有る…くらい…?


今回の星組のベルナール編は、雪組のジェローデル編、花組のアラン編に続いて外伝三部作の最後の作品です。
とにかく、目の前で繰り広げられる華やかな衣装、振り、台詞、歌に釘付け。
特にベルナール役とうこさん(安蘭けい)が登場している場面はもうとうこさんだけを見つめていました。
所作のひとつひとつ、台詞、歌声が至福のひとときです(謎)。
オスカル(涼紫央さん)もかっこよかったですし、隻眼のアンドレ(立樹遙さん)も渋かった。そしてオスカルに対する執着心がものすごかった…。
ベルナールと結ばれるジャルジェ家の小間使いロザリー(遠野あすかさん)もかわいかった。
いままで見てたものの中であすかさんは貴族然とした喋り方をする役しか見たことがなかったのですが、今回のロザリーのような少女少女した喋り方がとっても新鮮でした。

今回のストーリーの中で好きなシーンは2つ。
一つはロベスピエール(にしき愛さん)たちとともにバスチーユ牢獄を襲撃するシーン。主にダンスで表現されるのですが、この振りが見ていてとても面白いというか楽しかったというか。
そういえば前の星組公演の「スカーレット・ピンパーネル」でもパリ市民の群舞が好きでした(スカーレット・ピンパーネルもフランス革命の話なんです。ただしイギリス貴族側からの視点ですが)。
そして、革命後、ナポレオンが皇帝になるのに反対し、暗殺を計画するアランとベルナール。だけど、ベルナールが計画に参加するのに乗り気ではないアラン。
実行に際してはアランからベルナールの妻のロザリーに連絡をするものの、彼に偽りの日時を伝えるように指示するアラン。
実際の計画より遅い日時を伝えられ、既に計画が実行され、そして失敗したことを知ったベルナールは、激高してロザリーに手をあげます。
このときの「私を待っていたアランはどんな気持ちだったか…」と苦悩するベルナールにすごく萌えます(……)。萌えるんですったら。
ということでここが好きなシーン二つめ。
その後アランが残していた手紙により真相を知るベルナールですが、同時にロザリーが子供を身籠もっていることも判明。
残された者が残すべきもの(そもそもベルナールは新聞記者ですしね)、と「永遠のオベリスク」を歌い、幕ですが、この歌の時に舞台奥に浮かび上がるオスカルとアンドレ、マリー・アントワネットとフェルゼンが雰囲気をすごく盛り上げてくれます。

冷静なようでいて、熱い男ベルナール…かっこよかったです。でもなんでもかんでも首つっこんでいってるので、ロザリーは気が気じゃなかったろうなー…。

と、長くなってしまったので、続きは次回に。



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