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映画「新少林寺」/ゆら [◆映画]

新少林寺を見てきました。
映画を滅多に見に行かない私ですが、「1911/辛亥革命」に引き続き今月なんと二本目。

ところで「1911/辛亥革命」は先日封切りになったばかりだったと思うのですが、今日映画館にいってみたら、吹き替えが一日に一回のみ。
あれー?と思って窓口の人に訊いてみたら「もうすぐ終わるので、回数が減ってるんですよ」とのこと。
えええ?今月上旬からの公開だったはずなんだけどもう終わり?
まあジャッキー映画として見たら全然違うし、アクションも無いし、地味っちゃあ地味でしたが。
興味の無い人からしたら面白くなかったんでしょうか。
歴史物として見たら…ちょっと虚構が多いんじゃ無いかなとは思うので位置的に微妙…なのかしら。

というわけで「新少林寺」。旧のは見たことが無いです。
レイトショーで見てきました。劉徳華主演。ジャッキーの99本目出演作らしいです。
あらすじを見たら、辛亥革命の後…云々と書いていたので、ああ、これも辛亥革命100周年にひっかけてるのかしら、と思ったら全くそんなことはなく冒頭に1912年と出てきただけで時代背景など無きに等しい映画でした。
重い歴史背景を考えずに見られるので、そういう点からすると1911よりも気軽に見られるかな、と。
エンターテイメント性が高いです。ただし死亡フラグが立ったな、と感じた人からばたばた容赦なく死亡します。
辮髪の人が出てきますが、辮髪である必然性が分かりません。そして例外なく辮髪の人は悪役でした。
西洋人も悪役でした。そして中国の領土を狙ってるのかと思いきや…。っていう。
ジャッキーの役はジャッキーチェンじゃなくてもいいと思います。やはり出演箇所だけ良くも悪くもジャッキー映画になってました。映画全体から、そこだけ浮いてジャッキーのものに。
私は劉徳華が好きなのですが、彼はここ最近いい感じになってきたのではないかと思います。
アイドルのぴっちぴち全開の頃より、今の役の方が苦悩とか恐れとか悲しみといった内面の葛藤とかそういう演技が本当にいいなあと思います(キャラクターの苦悩大好き人間です)。
今年五十になったんですよね。しかし見た目は本当に若いと思います。
そういえば先日黄秋生と同い年と言うことを知ってかなりびっくりしました。
黄秋生の方がもっと上だと思っていたんです。
ちなみに劉徳華と黄秋生が一緒に出演してる「インファナルアフェア(無間道)」はとてもおすすめです。

映画の感想ですが、「私が見た限りの劉徳華主演の映画は鑑賞後にもやもやが残る」…っていうのに尽きます。
私はそれを悪いとは思わないのですが、やっぱり人によるとは思います。
間違っても最後すっきりとはしないです。
でも他の役者さんたちもいい演技をしていましたし、アクションシーンはスカッとすると思いますので、興味を持たれた方は是非是非。
もやもやの余韻を楽しむのも一興かと思います。

口惜しいと思ったのが、この映画、夏に台湾行きの飛行機の中でよりによってクライマックスシーンだけ見てたことです…。日本未公開映画とは思ってなかった…。なんか見覚えのあるシーンだなあ…と。
ちなみに台湾から帰りの機内では「ウォーロード(投名状)」を上映していました。


中国ではよくあるようなのですが、割とすぐ映画やドラマがネット上に流れています。
盗撮の類いでは無く公式で。
言語さえ分かればお手軽にあちらのドラマがすぐ楽しめるのです。
…その言語の壁に阻まれて好きな俳優のドラマをじっくり楽しみたいのにままならずあっぷあっぷ状態なのが私です。
とはいえ、大抵中国語字幕はついてるので、なーんとなくの意味は把握できるのがありがたいところです。
以下PC用のリンクですが、ちょっとご紹介。
このサイトだけではなく、いくつかのサイトで公開されていることが多いです。
残念ながら中国大陸内からしか見られないものもわりとあるのですが…。
新少林寺
1911/辛亥革命