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コルダ2アンコール感想/摩亜 [ ┣金色のコルダ]

ちょい前の日記に書きましたが、友人から「金色のコルダ2アンコール」を借りていました。
全ルートクリア+画像もコンプしたので感想です。

まずは、やっとコーエーゲームにも、【コンバート特典】というものが付きました。
「ゲームをやる度に、両方のゲームソフトを読み込まないと出来ないよ」なんつうふざけたMIXJOY機能ではなく、ゲームを始める時に、メモリカードに入ってるコルダ2のデータを読み込むだけです。……つうか、それが当然だよね。
データコンバートをすると、男子在校生はノーマルと引継ぎの二種類ルートを遊ぶことが出来ます。
恋愛引継ぎだと、最初からお付き合いしている前提で、朝は一緒に登校(帰宅は別々)、無条件でアンサンブルメンバー、休日練習後も無条件(恋愛段階によっては不可)でデート付き。
ちなみに、わたしがコンバートしたのは、写真もキャラエンディングもコンプしたデータだったからか、在校男子なら6人だれでも選べました。2の画像も全部最初から出てきました。ただ、コンプしたデータだからなのか、2をコンバートすれば特典として全部コンプ状態になるのかは知らない。
各それぞれに、イベントは6で恋愛段階は二段階アップ。
――と書くと、もの凄く色んなイベントが入っていて楽しそうだと思うかも知れませんが、実はそんなに面白くなかったし、イベントも多くないです。ライバル心毎のイベントでは無く一本道なので、何週もする必要はありません。
ついでに、キャラ毎のイベントのはずなのに、進行が一緒なのでオリジナリティを感じず。しかも、どのキャラのシナリオも転の展開に無理やり感が満載なので、「え?」と醒めることもしばしば。本当に無理やりだらけだった中、割と納得できたのは、土浦くらいかなあ。
柚木先輩とか加地くんとか、主人公が選ぶ選択肢が「はあああああ??」だったですわ。
そんな状態の時に、ブスくれた表情で朝迎えに来るのは、却って迷惑。っていうか、わたしだったら嫌です。

ただ。
借りていた報告日記にも書いたけど、月森の引継ぎルート最後のイベントは良かったですよ。
一つのイベントに、音楽だからという背景要素も、1の伏線回収も2のイベント展開も全部入っています。
まあ、そもそも1のイベントに関しては、伏線のつもりも無かったんだろうけど、言わせるだけ言わせて放ったらかしていたのを思い出したのか。綺麗にまとめてあったよ。
つうか、絶対に月森が公式なんだろうなと思いつつ、「さようなら」選んでいいのか?
同じところへ向かう大崎先輩は、「チケット送るから、ウィーンに来てくれないか?」と言っていたぞ?
大崎先輩のイベントのおかげで、月森ルートの悲壮感が軽くなって仕方が無かったよ?



……以下は個別の感想です。
ネタばれしているので、知りたくない方は読まないようにお願いします。



【月森】
・引継ぎルートに関しては、漫画・アニメに引き続き、やっぱりメインキャラなんだなあという扱いの良さでした。途中では、いかにも「女の子と付き合ったのが初めて、という以前に、人と上手く付き合いません」という辺りをいかんなく発揮し、わたしの期待に応えてくれました。また、これは2からなんですが、1で違和感しかなかったあの口をぱっかり開けた笑顔が無くなっていたこともポイントアップ。
・そんな月森なのに、某キャラよりもお付き合い段階が進むことにちょっと驚き。まあ、『手をつなぐ』とか『間接キス』くらいですけどね。志水くんのような天然じゃないですよ。
・引継ぎじゃない通常ルートは、ちょっと意味不明なところがありました。起承転結の転に当たる部分で、主人公が月森を追いかける理由がかなり強引なんだよね。今更、海外留学を知るってのはあまりにも月森に興味が無さ過ぎだし、あの彼女のことは「別に気にしない」でいいじゃん?
・でもどちらにしても、月森のイベントは、大崎先輩のせいで雰囲気ブチ壊されましたがな。

【土浦】
・土浦の引継ぎルートは、とても土浦らしいので納得しています。納得できないのは、主人公の選択かな。天羽ちゃんが何を言ってきても、最後まで頑として土浦を信じる選択が欲しかったよ。
主人公も土浦と同様、むしろ土浦以上に忙しく、ないがしろにしている度では、主人公の方が酷い気がする。まあ、何をしているかが透けて見えるので、心配されないんだろうけど、こんなゲームで主人公の公式彼氏の方が辛いに決まってるじゃん。
・一般ルートもとても土浦らしい。あのやり方は違うだろうと思うけど、話し自体は土浦らしいのでまあいいんじゃないか。
・引継ぎルートのすれ違い~仲直りまでの間、朝迎えに来る時の表情がたまらなく嫌。そんなに嫌なら、登校を別々にしたっていいじゃん。朝から気分悪いわ。

【志水】
・どっちのルートも、あまり印象に残ってない。
・志水くん狙いじゃない時に通常恋愛イベントが入ると、いきなり怒られて「ええーっ、ちょっと鬱陶しい」って感じでした。大体、その段階で終わっちゃって、次まで上がらないんだけどね。

【火原】
・引継ぎルートは、本当にありがちな話だった。先輩とお付き合いすると、こればかりは仕方ないよね。無理しないでと言うしか無い。それは良いんだけど、この話、音楽科でしなければならない話か?
・引継ぎルートのイベントに期限が設定されていて、地味に大変でした。
・通常ルートは引継ぎの感想とは逆に、音楽科ならではの話で良かったと思います。
・火原だけじゃないんですが、3年生は受験の関係で、週末の練習に誘えない時があり、これは結構痛かったです。

【柚木】
・引継ぎルートは土浦同様、主人公の選択が納得できなかった。だって柚木は3年生で、あと3ヶ月もすれば卒業じゃないですか。内部進学じゃないんだから、あと3ヶ月くらい、“あの”柚木に付き合うくらいの度量が欲しかったよ。
・そして結局、火原頼み。いっそ火原と付き合った方が良いんじゃないか。
・エンディングの一枚絵、和柄のネクタイにして欲しかった。

【加地】
・加地くんの引継ぎルートも、選択肢に「ええええーっ!」となりました。「腕を組む」とか「手を繋ごうとする」を主人公からっていうのも嫌だし、それを加地くんが喜んでないと分かっているんだから、やるなよって思っちゃって……。
・更に加地くんの選択肢。「両想いだって忘れてない?」という選択肢は選べなかった。だって、アンコールは二股三股は当たり前。それ以上の股がけがざらで、引き継いだ彼氏一筋なんて感じはぜんぜん無いんだもん。
・通常ルートは、就任パーティイベントを起こさないとそれ以上進まない時限付き。普通は時限イベントなんて……なんだろうけど、2でほとんど毎回加地くんの恋愛レベルが上がりきってしまうのに抵抗があったくらいなので、時限イベント大歓迎でした。

【金澤先生】
・禁煙成功おめでとう
・お昼休みのイベントが一番楽しみでした。
・携帯を渡してくれたの、すごい嬉しくてドキっとしました。やっぱり「信頼」は大事よね。当然「見ない」を選んでいたんですが、好奇心で「見る」を選んでみたら、……金やんのペアは吉羅理事長なんですね(笑)。月土、月水、火木に続き、公式押しってことで良いんですかね?

【吉羅理事長】
・「もっと食べたい」笑える。
・「強力目薬」もっと笑える。
・実はリリと大の仲良しだろう。
・2の伏線が綺麗に回収されたけど、最初からその予定だったのかな。

【笙子ちゃん】
・休日の二人練習が可能になった、嬉しい。
・きっちりと成長している後輩、ありがとう。
・最初のアンサンブルメンバーに、2の寿々ちゃんが入ってくれることで、笙子ちゃんもきちんと伏線回収されたと思って良いのかな。

【その他】
・月森土浦の対立イベントが地味にお気に入り。土浦指揮、主人公コンミス、月森がソリストでゲストって観てみたいな。出来れば音合わせのところから。
観客の前で握手するのか、あの二人が……。うーん、胸熱。

posted by 摩亜 at
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