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「金色のコルダ」アニメ感想/摩亜 [ ┣金色のコルダ]

「それでも世界は美しい」最終回ブログに、簡単な感想を書いたけど、思いの外長くなったので、別記事にしようと思います。

前のブログにも書いたけど、ともかくキャラが多いくせに尺が足りない。
5人+先生・先輩・笙子ちゃんで2クールと、目指せ12人エンディングで1クールじゃ、そりゃ仕方無いかも知れないけど、相手キャラの魅力も小日向ちゃんの魅力も伝わらなかったよ。
小日向ちゃんが流されやすい受動的な地味子で、最後まで花が開いた印象が無いからか。
どうして廻りの人にあれだけ構ってもらえるのか、ずっと不思議なままだった。

日野ちゃんの方が、巻き込まれ事故から生活一変という序盤だったにも関わらず、前向きで能動的だったせいか、例えば月森なら、思わず「アヴェマリア」を合奏したくなる気持ちがすごく伝わったのよ。
土浦が見てられなくて伴奏してあげたくだりとか、火原がどんどん日野ちゃんを好きになっていく変化とか、笙子ちゃんが「か、か、香穂先輩って呼んでいいですかっっ??」と真っ赤になりながら申し出てくれたりとか。
どうして、日野ちゃんの周りに人が集まってくるのか、そういうのがとてもよく分かったんだけどなあ。
……特に、月森、土浦、火原辺りは凄く分かりやすかった。
あと、同性同士の絡みも面白かったな。レンジの使い方を知らずに土浦に怒られる月森とか、月森の天敵の首根っこを掴む土浦とか、横並びで女子の会話を盗み聞いてたり、柚木宅に潜入して日野ちゃんに辛辣な評価したりとか。
男子だけじゃなくて、伴奏の森さんと天羽ちゃんの会話なんかも楽しかった。日野ちゃんのお友達二人も。
それとそれと、音楽に対するリスペクトを感じたっつうか、前述の月森&日野ちゃんの「アヴェマリア」にしても「カノン」にしても、「シャコンヌ」や「パルティータ」とかも、楽曲がとても印象的に使われていたと思います。

……と、コルダ1のアニメはKoeiにしてはかなり良く出来ていたと思ったので、「Blue♪Sky」にも期待しちゃったんだよね。
まあよくよく考えれば、Koeiのアニメ基準では普通の出来⇒「Blue♪Sky」
ちなみに、Koei基準は絵に関してはもの凄くハードル低い。
――で、キャラの描き込みが甘いってことは、普通のアニメとしての評価も推して知るべし。

posted by 摩亜 at