未成年向けフィルタリングサービス原則適用開始前日/摩亜

携帯会社の未成年向けフィルタリングサービスとは、携帯通信会社4社が提供する、「契約者が未成年の場合、有害サイトとコミュニティーサイトへのアクセスを制限する」無料サービスです。
そのフィルタリングを、未成年新規契約者(SBとウィルコムは18歳未満)にデフォルトで提供する施策が、明日からドコモとauとウィルコムで開始されます。ソフトバンクは導入済み。
また、18歳未満の既契約者にも順次「フィルタリングサービス」を案内していき、こちらも保護者から「フィルタリング不要」と申し込まない限り、自動的に導入されるとの事。

ドコモとauはデフォがホワイトリスト方式、ソフトバンクとウィルコムはブラックリスト方式です。
簡単に言えば、ドコモとauで契約者が未成年の場合は、保護者から「フィルタリング不要」の申し込みが無い限り、公式サイトしか見せない方式です。当然、公式サイトではない勝手サイトにアクセスできなくなります。
ソフトバンクとウィルコムのブラックリスト方式は、以下のカテゴリーに属するサイトを見られなくする制限がかかるだけで、勝手サイトにはアクセスできます。それでも掲示板や日記などのコミュニティ部分は、ブラックリスト扱いです。
※auは3/6から、ブラックリスト方式の「特定カテゴリ制限コース」を追加予定。
ドコモは保護者が指定して、アクセスできるサイトを追加する制度を検討中。

【ブラックリスト方式で制限されるカテゴリー】
・不法 (違法と思われる行為、違法と思われる薬物、不適切な薬物利用)
・主張 (軍事・テロ・過激派、武器・兵器、誹謗・中傷、自殺・家出、主張一般)
・アダルト (性行為、ヌード画像、性風俗、アダルト検索・リンク集)
・セキュリティ (ハッキング、不正コード配布、公開プロキシ)
・出会い (出会い・異性紹介、結婚紹介)
・ギャンブル (ギャンブル一般)
・コミュニケーション (ウェブチャット、掲示板、IT掲示板)
・グロテスク (グロテスク)
・成人嗜好 (娯楽誌、喫煙、飲酒、アルコール製品、水着・下着・フェチ画像、文章による性的表現、コスプレ)
・オカルト (オカルト)

幣サイトみたいに、白部分と黒部分(レンタル部分やランキングの広告含む)を併せ持っているサイトは、まあ規制かかっても仕方ないかと思いますが、学校などで運営してるコミュニティも規制の対象とは、ちょっとやり過ぎじゃないかと思います。※コミュニケーションはホワイトリスト方式でもブラックリスト方式でもフィルタリング対象です。
もちろん、そういう声は多方面で上がっていますし、それに対して各キャリアも改善の余地有りと考えてはいるようです。
しかし、ともかく総務省の意向として、早期導入しなきゃいけないと、この方式で緊急発進したみたいですね。

そんなワケで、ブラックリスト方式フィルタリングのかかった携帯からは、この日記(もちろん108星も)や掲示板が、ドコモやauのホワイトリスト方式フィルタリングからだと、サイト丸ごと見られなくなります。
ちなみに幣サイト、フィルタリングURLデータベース提供のネットスター(株)で調査すると、レンタル部分(掲示板、日記、アルバム)以外はどのページを指定しても、「大分類：趣味、中分類：娯楽一般、小分類：映画、テレビ、劇場、書籍、雑誌やジョーク、遊園地、おもちゃなど娯楽に関する情報の提供」となっています。何故「ゲーム区分」になっていないかも謎ですが、それ以上に別館も同じ扱いというのが怖いんですけど(笑)。
ちなみにレンタル部分(掲示板、日記、アルバム)は、全て大分類：コミュニケーションとなって、フィルタリング対象です。

自分のサイト分類を知りたい方は、こちらでサイトURLを入れて調査してみて下さい。