SSブログ

レッドクリフ感想/摩亜 [◆三国志]

地上波初放送ってんで、観てみました。
もっとも、いろんな事しながらだったので、真剣に観ていたワケじゃないんですが。
とりあえず、中途半端に感想など。

みんなの真ん中分けがとても気になる。
戦闘シーンでのスローモーション多用が観ていて苛々する。ああいう手法は少しだけ使うと効果的だけど、あんなにそこかしこで使うと見辛いだけだ。
無駄に権坊が美形だった。
尚香ウザい。
公瑾夫妻のHシーンを入れる意味が不明。
大喬はいずこに?
何で『甘寧』じゃいけなかったのか問い詰めたい。
え? ここって最初から『赤壁』だったっけ?
こんなトコで陣比べした挙句、大将は下馬しちゃうんかい。
あら、ここで公瑾は矢傷を作っちゃうワケね。
つうか、魏軍の名立たる将軍たちはどこに消えたのか。

曹孟徳に魅力無し。
……小喬への執着は、本気で気持ち悪いぞ。


そして総体的に、何が描きたかったのか不明。
孔明と公瑾の仲良しぶり?
公瑾夫妻のラブラブっぷりに横ヤリ入れたい馬鹿丸出しの曹孟徳?
関・張・趙の「俺強えぇー!」な無双?

元々、三国志としてなんて観てないんだけどさ。
映画としても、山場無し、オチも無し、ただ三国無双の戦闘シーンだけをこれでもかと見せ付けた感じ。
そりゃ単なるプロローグだろうけど、一本の映画として世に出すなら、その中でもうちょい起伏を付けて欲しい。メリハリの無い、のっぺりした作りじゃ眠くなってしまう。
それに、80万の魏軍が迫ってきているという緊迫感が、どこにも感じられなかったよ。
呉軍の重鎮たちを論破する孔明もいなかったし。
80万の魏軍に怯えるどころか、最初からやる気満々じゃん。
決戦前ならではの、心理戦や戦略的な駆け引きとか、そんなのはどうでもいいって感じの作りだったのもマイナス点。
そういうモノを描きたいんじゃないんだろうけど、三国志の名を借りるなら、それ相応の場面を作ってくれよ。
三国志の魅力を期待しちゃいけないのは分かっていたが、単品の映画としてもイマイチでした。
画面的には火攻めがメインだと思うけど、前哨戦として連環計や10万の矢を借るくらいやっても良かったんじゃないだろうか。

posted by 摩亜 at
共通テーマ:映画