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Radio Ga Ga もしくは、Raised on Radio/摩亜 [ ┣ROCK]

アナログ音源データ化していると、とんでもなくレアな物を持っている事に、当の本人が凄く驚きます。
その殆どが、「King Biscuit Flower」というラジオ番組。
「King Biscuit Flower Hour」だとか「King Biscuit Flower Presents Super Jam2」だとか、名称は若干異ってますが、涎垂れ垂れもののレア音源には変わりない。
「King Biscuit Flower Hour」がライブ音源で、「King Biscuit Flower Presents Super Jam」は非公開のジャムセッションっぽいのかな?
「Super Jam」の方は、Journeyしか無いので分からないんだけど。
正直、「Super Jam2」のレア度、半端無かった。
1978年、スティーヴ・ペリーが加入直後にサンフランシスコで仲の良いミュージシャンと文字通りセッションしているんですが、「People Get Ready」とか「Hold On I'm Coming」とか「Born Under A Bad Sign」なんかをラフに演っているんですね。こんな音源、他に無いよ。超貴重。
一曲一曲にメンバーの説明が入ってるんですが、ニールが喋ってる後ろで、スティーヴが音合わせしている声が聴こえたり。
一番最後にレコードと同じピッチで歌っていた「Wheel In The Sky」とか絶品でした。鳥肌もの。
この「People Get Ready」をルーツに、「Don't Stop Believin'」を作ったのかと想像するとワクワクする。
アメリカの音楽はこうやって次の世代へ受け継がれていくのかも知れない。

レア度ではちょっと劣るものの、「King Biscuit Flower Hour」もかなり貴重な音源でした。
YESだと「火の鳥」~「Sound Chaser」というオープニングのライブ(多分「Relayer」ツアー)とか、QUEENも「News Of The World」ツアーと分かるセットリストとか、EL&Pは「Karn Evil #9」全開ライブとか。

あと、日本公演なので「King Biscuit Flower Hour」じゃないと思うんですが、1983年日本武道館のJourneyライブもありました。一時間半のテープで足りなくて、最後「After The Fall」が切れてました。
その中に、Kenny RogginsとSteve Perryが一緒にやった「Don't Fight It」のJourneyライブバージョンが!
多分、この時期のセットリストに入っていると思うので、聴いてみたい人は「1983 Spring Journey」ブートを探してみてね。

「King Biscuit Flower Hour」も、前述のEL&PとかGTR等、一部ミュージシャンのライブCDを出しています。
う~ん、わたしとしてはこの楽しくて楽しくて仕方のないJourneyの「Super Jam2」をCD化して欲しい。
Def Leppardの「Yeah!」なんかもそうだけど、自分たちに影響を与えたルーツの曲をワイワイとジャムってるの、本当に楽しさが伝わってくる。
聴いてる方も、もちろん楽しい!

……この時の楽しさを忘れて、いつかビジネスライクに変わっていくのが常なのかなあ。
Journeyのスティーヴとニールを見ていると、本当にそう思う。ああ、残念。

posted by 摩亜 at
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