SSブログ

Made in Japan/摩亜 [ ┣ROCK]

日本製のアナログビニールの質が良すぎ。
今更だが、素晴らしいと大声で叫びたい!

盤は厚くてどっしり歪み無し、ちゃんと真ん中に綺麗な穴が開いており、溝が深く少々の傷なら何とか修復可能。紙スリーブではなく保護用内袋が付き、ジャケットの厚紙も厚さ十分、しかも作りも丁寧で糊のはみ出しなどない、歌詞カードや解説付きで至れりつくせり、もちろんアーティストの望んだブックレット等の写真も美しい。ビニールカバーも付いてくる。
日本盤だけを持っていたら、結構当たり前に思う事ですが、輸入盤を持っていると、上記がありがたいことこの上ない。
内袋やカバーは自分で補充すれば良いんですが、盤質が外れだと、結構厳しいものがあったりします。
歪んでいるためターンテーブルの上で踊るレコードとか、そもそも穴が綺麗に開いていないため、ターンテーブルに乗せるだけで一苦労とか(苦笑)。
大体レコード盤を持って、溝を見るだけで日本盤か輸入盤かは分かりますね。
本当に長い年月保存していたからこそ、日本盤の素晴らしさが余計に際立ってます。

日本盤>英・独盤>US盤>ブートレッグ
……という感じでしょうか。

そんな素晴らしい日本盤ですが、CDへの切り替え及びレコードの製造中止も早かったようで、QUEENの晩年の作品は全て輸入盤になっていました。「Innuendo」の日本盤欲しかったなあ。←英盤で所持。

この「Made in Japan」の技術力や安定感信頼感、失っているような気がします。
同じ物であっても、長く愛したいなら「日本製が一番」!
……と、言いたくても、純日本製の物ってどれくらいあるんだって話だよね。日本の国内にさえ無いんだから。



yes-japan.jpgyes-usa.jpg

wetton-japan.jpgwetton-usa.jpg
比較するのに、同じ物が分かり易かろうってんで並べてみました。
溝比較はYESの1stアルバムのSide-Two、左が日本盤、右がUSA盤。写真でどこまで伝わるか微妙かな?
現物を見ると凄く分かりやすいんですけど。
レーベル比較は、John Wettonの「Caught In The Crossfire」
これも、日本盤とUSA盤比較。
USA盤の穴の辺りが気になりますが、これでもまだ良い方です。
印刷が全体的に右寄りになっていて、綺麗なシンメになってないところを見て欲しい。

uk.jpgeec.jpg
さてさて、穴が問題のレコード、その一部です。
言っておきますが、これはブートじゃないんですよ。
「Freddie Mercury Album」がUK盤、「Live Magic」がEEC(欧州共同体?)盤。
両方ともCDを持っているので、コレクターズ・アイテム感覚で所持していました。つまりターンテーブルに乗せた事が無い。今回こんな理由で出してみて、凄いびっくりしました。
同様にCDを持っているので開けた事の無かったQueenの「Live at Wembley '86」「Greatest Hits II」は、穴は汚いわシンメになっていないわレーベル面が切れているわで最悪だったんですが、レーベル自体が紺色だったため、写真では分かりずらいので掲載を断念。
それにしても、EECはよく分からないけど、昔のUK盤はもっと丁寧な仕事をしていたのに!
日本盤ではこういう荒い仕上げは見た事無いです。
見本盤だって、全然綺麗ですもん!

※一応断っておきますが、綺麗に仕上げられた輸入盤もちゃんとあるんですよ。全部が全部、こんなんではないですからね!

posted by 摩亜 at
共通テーマ:音楽