みんな大好きキャンデロロ/摩亜

フィギュアのプログラムの中で、所謂誰が見ても神プロというものが存在する。
日本人じゃないのに、しかも競技に参加していないのに、その神プロを日本で初めて披露した選手が居た。

フィリップ・キャンデロロ。日本で絶大な人気を誇るフランス人スケーター。
彼の神プロは、長野オリンピックで銅メダルを獲得したフリー、「ダルタニアン(三銃士)」
このプロのお披露目が、実はオリンピック前年のNHK杯の、エキシビション。
NHK杯は日本のスケ連から招待され、エキシビションの為だけに来日、この神プロを初披露。
翌年のオリンピックで使うリンクだったから、キャデロロ側は下調べとしても助かるんだろう。
この辺り、日本スケ連とキャンデロロの利害の一致かと思う。
でも、それを差っ引いても、キャンデロロは日本贔屓だったし、このプロを好意的に受け止めてくれる日本のファンに自信を持ったんじゃないかなと思う。

この動画は、初披露したNHK杯エキシビションの滑りだけど、SP5位から逆転の表彰台に上った長野オリンピックのFSも感動ものなので、探して見て下さい。
技術点が出た時のブーイングと芸術点が出た時に上がった大歓声は鳥肌もの。
フランスの放送局の方、大号泣だったそうです。

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