親ってなぁに？/摩亜

今日は他の事を書こうと思っていたんですが、仕事帰りに寄ったスーパーで、とんでもなくビックリする光景を見たので、急遽ネタ替え。

場所はごくごく普通のスーパーです。
わたしの仕事帰りの時間ですから、そこそこの行列が出来るくらいに混んでいます。
決して人が居ない状態ではありません。
レジでお金を払った後、買ったものをかごの中から袋に移していたんですね。
すると、隣の隣で袋詰めしていた母親の大きな声が響いてきました。
どうやら、一緒に連れてきた子供を叱っている様子。
「あんたの偏差値なんて、元々20くらいだと思ってたけどね」
「志望校があるなら、入れてやるつもりだったのに」
「自分がどうしようもないバカだって分かってんの、あんた！」
「自分がバカでバカで仕方ないって分かってたのに、今まで言わなかったの？！！！」
「何でこんなに頭が悪いのよッッ！！！！！！！」

(あなたの子供だからでしょ？)

スーパーの中という事をまったく気にせずにボルテージを上げ、もはや何を言っているのか分からない母親に呆れ、チラリと後ろで項垂れている子供を見ました。
……まだ小学生じゃん。
中学までは義務教育ですから、『偏差値20』で私立に入れることもないだろうに。
スーパーで金切り声を聞くって、周りの人には凄いストレスなんですけど。
そういうTPOも知らず子供を叱る親じゃ、子供が勉強する気になんかなるもんか。
バカはあんただ。

多くの人の前でヒステリックに怒られたら、そりゃあその子にとって勉強は苦痛の種でしか無いだろう。
『覚えることは楽しいこと』、そう思えたら、小学校時代の成績なんてはね上がるもんだよ。
それでも元からバカだと言うなら。
子供を怒るより、自分のDNAを恨め。