安藤さん/摩亜

改めまして、世界選手権優勝おめでとうミキティ！

……と書いたけど、表彰台そしてEXの涙を見たら、何だか「ミキティ」とは呼びにくくなっていたなあ。
表彰台で目を細めて微笑んだ顔、EXで涙をぬぐっている時、どちらもすごく上品な大人の女性に見えたから。
まだ23歳の女の子、なんだけど。

Jr.の時から「4Sを飛んだジャンプの天才」と騒がれて、「トリビア」だ「学校へ行こう」だのバラエティ番組に引っ張りだされるという今の浅田真央なんか問題にならないほどアイドル的な売り込みをされ、トリノオリンピックでは行く前も行った後も散々に叩かれていました。
持ち上げて落とす「ちやほやの法則」は、彼女にも当て嵌まっていたと思います。
手のひらを返したような扱い、挫折、もうスケートを止めたいとか、いろいろと波乱万丈遭ったようですが、今は乗り越えて女王に再度君臨です。
もうビールマンポジションが取れなくっているのに、スピンのレベル4も素晴らしい！
見事です立派です。
日の丸国旗を一番高い位置ではためかせ、世界に向けて「君が代」を歌ってくれる女王。
おめでとう、……そして、ありがとう。

今度から、日記に書く時は、「ミキティ」じゃなくて「安藤さん」かな。

タグ：フィギュアスケート 安藤美姫 世界選手権