SSブログ

非番の日の近侍/摩亜 [ ┣刀剣乱舞]

本んば(本日の近侍代理其の壱)「主、アレは何かな?」
審神者「多分、非番の過ごし方が分からない初期刀の、体育座り姿ですね」
歌仙(本日の近侍代理其の弐)「まあ仕方が無いよね、彼は……(笑)」

極んば「急に非番と言われても……、何していいか分からない……



審神者「ワーカホリックか!」
本んば「本刃が言うなら、もう近侍代理ではなく偽物くんに仕事をさせたらどうかな?」
極んば「……写しは偽物じゃない

平安爺「主! 山姥切のが任務を完遂して戻ったと聞いたが……!」
審神者「あ、お爺ちゃん遅かったね」←もっと早く来ると思っていた。
極んば「……あ」
平安爺「あ、こ、ここにおったのか」
極んば「う、うん……」
審神者「今日は非番にしたのに、行く所が無いからって執務室に居るんですよ」
平安爺「そ、そうなのか! それなら今日一日、この爺に付き合ってはくれぬか?」
本んば「残念だが、偽物くんはここで仕事をするらしいよ?」
極んば「写しは偽物じゃない」
審神者「……え? まず反応するのはそこなの?」
歌仙「ねぇまんば、君は青野原攻略の立役者なのだから、三日月さんと一日ゆっくりしてきたらどうかな?」
極んば「え、え……と」
審神者「無理にとは言わないけど、まんばちゃんが青野原に出ずっぱりだった4日間、お爺ちゃんのお八つ時間寂しそうだったよ」
極んば「あ、す、すまない」
平安爺「いや俺は、……謝ってもらいたいわけじゃないぞ。忙しい時は一緒に過ごせないと、最初から言っていたのだしな」
極んば「……ああ、まあそうだが……」

平安爺「それを理解のうえで、今日の一日、爺に付き合ってくれないか? 万屋で美味そうな汁粉を見つけてな」
極んば「……汁粉♡」
平安爺「他にも冬の新作の練り切りが出ていたから、主たちに土産で買って来るのはどうだ?」
極んば「よし分かった。今日はあんたと一緒に万屋に行こう」
本んば「食いもので釣られるとか、どれだけ食い意地が張っているんだお前は?」
平安爺「本歌殿、おぬしの可愛い写しを借りていくぞ」
本んば「あなたの本歌になった覚えは無いし、俺に断りを入れる必要も無いね」
審神者「…………(『可愛い写し』の部分は否定しないんだ……)」
平安爺「では主、行ってくる」
審神者「お爺ちゃん、主との約束は忘れていないでしょうね?」
平安爺「無論だとも」
審神者「夕飯までには連れて帰ってきてね」
平安爺「あい分かった」
極んば「じゃあ、行ってくる」


本んば「俺の目の前で、三日月の背中を押すとはな」
審神者「非番の日の過ごし方が分からないと言われると、さすがに責任を感じてね」
本んば「だからと言って……」
歌仙「まあ良いじゃないか。今日は少し強引だったけど、三日月さんがまんばを害することは絶対に無いんだから」
本んば「絶対なんて、どうして言えるんだっ?!」
歌仙「おや、まんばが心配なのかい?」
本んば「っ! ……別に!」
審神者「ふふふ……」

タグ:刀剣乱舞
posted by 摩亜 at
共通テーマ:ゲーム